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親の遺産分割が終わっていないとき

Case1(推奨)

私は、亡母○○○○の遺産について、私が持っている相続分を、長男○○に相続させる。

Case2

私は、亡父○○○○の遺産である別紙○の不動産に対する遺産共有持分全部を、長男○○に相続させる。

MEMO

親の遺産分割が終わっていないとき、各相続人は、遺産全体に対して割合的持分を有していると考えた場合の文言です。これを相続分といいます。

Case1では相続分を遺言の対象にしています。

この遺言があるとき、相続発生と同時に遺言者が有していた相続分が長男に移転します。

それによって長男には、遺言者の親の遺産分割を請求し、遺産分割協議に参加する権利を得ることになります。

Case2は、親の遺産分割が終わっていないとき、その遺産は相続人の相続分に応じた共有となっていると考えた場合の文言です。

遺産共有状態において各相続人が有する権利を共有持分権と呼びます。

Case2では共有持分権を遺言の対象にしています。

この共有持分権は、相続発生と同時に遺産分割対象となる財産から外れます。

そのため共有関係を解消するためには、遺産分割ではなく、共有物分割の手続きという別の方法を取る必要があります。

Case2では遺産分割で解決できないため、特殊な事情がなければ、Case1が推奨されます。

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